お見舞金封筒における渡し方の3つのマナー
今回はお見舞金封筒における渡し方の3つのマナーについてです。
お見舞い金を渡すときには大きく分けて3つのマナーがあります。その3つのマナーとは【封筒の書き方】【現金の入れ方】【金額の相場】です。
また、お見舞金を入れるときに通常使用する封筒は【御見舞い】と印刷されている市販のお見舞い用の封筒を使用します。
もし、そのような封筒がないようであれば、白地のシンプルな封筒でも代用できるとされています。
ただし、二重封筒を使用することはマナー違反だとされています。その理由は、二重封筒は不幸が続くことを意味してしまうからです。
これと同様に、不祝儀袋や蝶結びの熨斗袋もマナー違反とされています。ですから、不祝儀袋や蝶結びの熨斗袋も使用しないように注意しましょう。
お見舞い封筒の書き方についてですが、お見舞い袋の表の下の方には渡す人の氏名をフルネームで記入します。そして、お見舞い封筒の裏の下の方に、封筒に入れてある現金の金額を小さく記入するようにしましょう。
もし、封筒の中に中袋がある場合は、中袋の方に金額を記入することもできるとされています。
お見舞い封筒や中袋に名前や金額を記入することで、お見舞い金をもらった方が、後で確認をするときに役に立ちます。お見舞い金を誰にいくらもらったかどうか分からなくなることを避けることができるのです。
お見舞金で包む現金の相場についてですが、渡す相手と自分との関係や自分の立場などによって違ってきます。
一般的には、両親や兄弟などの家族であれば1万円だといわれています。また、会社の同僚であれば、5千円程度が一般的な相場だといわれています。
お見舞い金は多すぎても少なすぎても相手に失礼になるといわれています。ですから、お見舞い金相場を参考にして、常識の範囲内でのお見舞い金額を渡すのがマナーです。
お見舞い金を渡すお札は新札がいいとされています。しかし、新札がない場合は比較的、新しめのお札でも使えるともいわれています。
そうはいっても、シミがついているお札や、しわしわで折り目がついたお札を使用することは避けたほうが無難といえます。
お札の向きについてですが、お見舞い袋の表裏に合わせて、お札も肖像がついた表側を封筒の表側になるようにして入れるのが一般的です。
最後に、お見舞いに行くタイミングについてです。相手の健康状態を見て、相手の容体が落ち着いて、回復に向かっている頃を見計らって、お見舞いに行くことがマナーだとされています。