入院におけるお見舞いのマナー・礼儀

職場の上司や目上の方が入院したときのお見舞い品のマナーについて

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 職場の上司や目上の方が入院したときに持って行くお見舞い品はどんなものがいいでしょうか?
 以前は,花が一般的でしたが、最近では感染を防ぐという観点から、植物の持ち込みを禁止している病院もあります。花を持っていくのでしたら,事前に病院に花の持ち込みが可能であるかどうか確認しておく必要があるでしょう。縁起の悪い花もあるので選ぶ場合は注意が必要です。御見舞いにふさわしくない花は、菊、鉢植え、シクラメン、椿、アジサイ、赤い花、ユリなどです。ほとんどの花屋さんでは、「御見舞い用に」と告げれば、見合った花をつくろってくれます。
 また、食べ物は病気によっては食事制限などがある患者さんもいるため、あらかじめ,食べ物を持って行っても,大丈夫かどうかを入院している患者さん本人に確認しておくことが必要です。さらに,食事を制限しなくてはいけない病気で入院しているわけではなくても、本人が糖尿病などの病気を持っていれば、入院中に悪化しないように食事制限がかかっている場合がありますので注意して下さい。

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 ちなみに,お見舞い金については、一般的には目上の方にお見舞い品として現金を渡すのは失礼にあたるということになっています。どうして失礼にあたるのかというと,お見舞いに来られた方が,本来患者さんに適切な品物を選んで御見舞品として持ってこなければならないものを,御見舞いにこられた方が御見舞い品を選べないということで,現金を渡すから,患者さん側で必要なものを選んで購入してきなさい。という意味になってしまうからのようです。これは商品券であっても,実は同じ意味になってしまうので,よくないという考え方もあります。もっとも,最近ではこのあたりの考え方も緩くなっているようです。
 お見舞い金またはお見舞品物に関しては個人で判断せずに、職場での慣例を確認して,それに従うのが一番無難であるといえます。
 たとえ,そのような慣例がないということであっても、職場の人間の中で相談して仕事場の上司のお見舞い品を決めることが大事です。
 誰も相談できる人がいなければ,患者さんである上司本人に聞いてみてもいいでしょう。
 それもできないようでしたら,一般的なお金や品物の相場は他の記事に書いていますので,そちらを参考にして考えてみて下さい。

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